デイジーの夜中の奇行

デイジーは、また、夜中の3時から4時くらいの時間によく起きて、猛然と外に出たがることがよくありました。
飼い主はねぼけながらも、トイレのしつけを間違えた報いかと思いながら庭に連れ出したものです。
しかし、ときには庭に出たころにはなぜ外に出たがったのかをデイジー自身も忘れてしまって、そのまま門から道に出て、数分間歩いてもどってきたりすることもありました。
この行動は謎のままでしたが、2歳、3歳と年齢を重ねるにつれて次第に収まっていき、成犬となってからは夜中に起こされることはほとんどありませんでした。
が、2011年3月11日の早朝は、突然デイジーが外に出たがってドアをガタガタとゆらしました。その様子があまりに異常だったのでよく覚えています。それで、大震災が起きたときには、デイジーが夜中に外に出たがるのは何か胸騒ぎがしたからではないかと考えたりもしました。

また、この行動はデイジーが年を取っておばあちゃんになったころから復活したように思います。14歳から15歳となったデイジーは、再び夜中に起きて外に出たがるようになりました。少し認知症が出ているのだろうか、と思いましたが、どうだったのでしょう。デイジーが亡くなった2月28日も、夜通しむっくり起き上がっては外に出たがる行動を繰り返していました。疲れて横になっては、立ち上がりたくなって吠えて飼い主を起こし、しばらく抱きかかえられながらたたずんで、また寝てしまう。そんなことの繰り返しでした。朝も7時ころになって、やっとデイジーが落ち着いて寝てくれたので、飼い主もウトウトと仮眠したのですが、8時に起きたときにはデイジーは息をしていませんでした。

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