2004年、浜名湖への旅

アラジン、デイジーとの旅で、もしかしたら一番遠くに行ったかもしれないのが、2004年10月の浜名湖への旅でした。
浜名湖には、とても有名なペット連れ向けペンション「クッチェッタ」があります。そこの噂は先代ゴールデンレトリバーの頃から聞いていたのですが、なにしろこの子は9歳のころから14歳で他界するまで半身不随の寝たきり生活だったため、熱海の親の家には何としてでも連れて行ってましたが、気軽に旅行に出るというわけにはいきませんでした。
そのため、ぜひ行ってみたいと思いながらもなかなか機会がなかったという場所はたくさんありました。ペンション・クッチェッタもそのひとつです。
出かけてみると、浜名湖に面したロケーションといい、犬連れの旅行客の気持ちを考え抜いたホスピタリティといい、ほんとうに行ってよかったと思える場所でした。先代のゴールデンレトリバーも、連れてきてあげられたらどんなによかったでしょうか。
ただ、一つだけ肝を冷やしたできごとがあります。それは、ペンションに到着してすぐのこと。飼い主が車にものを取りに行って戻り、ペンションの居室のドアを何気なく開けたとたんに、旅行で興奮していたアラジンとデイジーが飛び出してしまったのでした。2頭はまたたくまに居室から1階への階段を走り降りてじゃれあい、目の前は県道で車がバンバン走っている。そのときの恐怖は今でも忘れられません。なんとか2頭を捕獲してことなきを得、その後はアラジンとデイジーも湖畔の散歩を十二分に楽しみましたが、旅先での気のゆるみというのは本当に怖いと思い知らされた事件でした。

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