2015年から2016年のデイジー

12歳というシニアな年齢になってから飼い主と新しい関係を築いたデイジーは、非常に飼いやすい家庭犬となりました。
ときどき拾い食いをしてしまうのは相変わらず欠点でしたが、よく言うことをきき、お散歩のときもしっかりと横について歩き、家の中でもほとんどいたずらはしませんでした。若いころと違って、この年代ではトイレの失敗もほとんどしなくなりました。
東京の公園や八ケ岳山麓で、デイジーはのんびりと年をとっていきました。彼女の人生の中でも、特に輝いていた時期だったかもしれません。

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しかし、そんなデイジーも健康状態に黄色信号がともり始めました。アラジンのことがあって、腎不全を示すBUNの数値には敏感になっていた飼い主は、デイジーには半年に1回血液検査を受けさせていましたが、2015年の秋、この数値がアラジンほどではないにしても、やや上がり始めたのです。他の指標などから、獣医さんはそれほど大ごとにはなっていないと判断していましたが、念のためサプリメントなどを飲ませても数値が下がることはなく、彼女が14歳にさしかかった2016年の暮れからは本格的に腎臓の血流を改善するためのお薬、フォルテコールを毎日飲むことになりました。
ドッグランを爆走することもだんだん少なくなり、芝生の上などでうれしそうに背中を地面にこすりつけてはしゃぐ姿も、だんだん見せてくれなくなりました。

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