2018年1月、デイジーが鼻血を出す

2018年は戌年で、年賀状には15歳を迎えたデイジーの写真を使うことができました。しかし、2017年の年末頃から使い始めた散歩用のカートの出番は次第に増えていきました。どこに行くにも、そのカートは欠かせなくなりました。

そんな中、1月21日に年明けの正月気分も吹き飛ぶような事件が起きました。デイジーが、かなり大量の鼻血を出したのです。犬が鼻血を出すというのは非常に不吉なことであるというのは、飼い主もなんとなく知っており、すぐにかかりつけの獣医さんに連れて行きました。しかし、このときの獣医さんの様子は、少し煮え切らないものでした。どうやら、鼻血の真の原因はどこかにあるようなのですが、そのことを探っても意味がないと思っている様子です。処置も、「あまり効かないかもしれないですが」といいながら、弱めの止血剤の飲み薬を出したのみでした。この後のことを記録として残しておきます。

22日 東京に大雪が降りました。
23日 デイジーは家で2回の大量出血を起こしました。かかりつけの獣医さんは休診日で、雪の残る中を別の獣医さんへ連れて行くと、その待合室でさらに大量出血を起こしてしまいました。
また、このあたりから、デイジーは普通のドッグフードを上手に食べられなくなり、介護食という粉末のフードを練って団子状にして食べさせていました。水もシリンジで与えました。アラジンと違って、デイジーはフードや水を拒否することはありませんでした。
が、鼻血のほうはほぼ1日おきにかなりの量が出るようになり、貧血気味になっていきました。獣医さんに駆け込むことも増えました。
29日 かかりつけの獣医さんにデイジーを預けることになりました。抱きかかえて病院に入るとき、デイジーはがウンチを漏らして飼い主のコートを汚しました。このときも出血はなかなかとめられず、獣医さんは原因を探っても仕方ないというのみでした。この獣医さんにはデイジーが子犬の頃からお世話になっていたのですが、飼い主は思い切って、別の獣医さんに転院することを決意しました。
31日 朝の出血をきっかけとして、デイジーを転院先に連れていくことにしました。
その獣医さんは、老犬で麻酔をかけられないデイジーに対しても、できる限りの最大の努力をして出血の原因を探り、鼻の中の腫瘍を見つけてくれました。
そして、腫瘍をレーザーで焼くという処置も試みようとしてくれました。どうやら腫瘍の位置がよくなかったようで、その治療は不調に終わりましたが、飲み薬の処方も前の獣医さんの時とは変わり、外用薬の止血剤を出してくれるなどできる限りの対処をしてくれました。この外用薬の止血剤は脱脂綿に浸して出血個所を覆うことによって効果を発揮するもので、昼夜を問わずに発生する出血に戦々恐々としていた飼い主の気持ちをかなり落ち着かせてくれました。
このあと、しばらくは鼻血が出なくなり、お散歩もおそるおそる再開できました。


2月4日 朝、デイジーが鼻血を出しましたが、新しくかかった獣医さんの出してくれた外用の止血剤でなんとか止めることができました。また、この日以降、デイジーは鼻血を出さなくなりました。

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